静脈内鎮静法とは、内視鏡検査による苦痛や恐怖心を和らげる麻酔方法です。
胃カメラ検査での「おえっ」となる嘔吐反射や、大腸カメラ検査での腹部の不快感などを軽減し、苦痛のほとんどない検査が可能です。
過去に受けた内視鏡検査がトラウマになっている方や苦痛が心配という方も、どうぞお試しください。

鎮静剤は次のような方に
おすすめです

  • 初めての内視鏡検査で不安な方
  • 過去に内視鏡検査でつらい思いをした方
  • 嘔吐反射が強い方
  • 痛みに弱く、恐怖心が強い方
  • 眠っている間に検査を終えたい方

鎮静剤を使用するメリット

検査の精度向上

検査の精度向上

嘔吐反射や苦痛が抑えられて患者さまがリラックスしていることで、医師も診断に集中しやすくなります。また、消化管の動きも落ち着くため内視鏡カメラの視野も安定します。
嘔吐反射が強い方には、他院では経鼻内視鏡を使用するケースもありますが、当院では鎮静剤を使用することで、より精度の高い経口内視鏡検査をおすすめしています。

患者さまの負担軽減

患者さまの負担軽減

静脈内鎮静法は検査中の吐き気や痛み、不快感を軽減し、さらに緊張や恐怖心を和らげるため、楽に検査を受けることができます。
多くの方が「苦痛を感じるひまがなかった」「気が付いたら終わっていた」と感じるようです。

定期的な検査につながる

定期的な検査につながる

胃がんや大腸がんのリスク因子がある方や40代以上の方は、定期的な内視鏡検査が推奨されています。しかし、一度つらい思いをすると、多くの方が「もう受けたくない」と思ってしまうものです。
静脈内鎮静法はそのようなトラウマを防いで、次回の検査にも前向きに臨みやすくなります。

鎮静剤を使用するデメリット

終日、運転ができなくなる

終日、運転ができなくなる

検査の当日は、車・自転車・バイクなどの運転はできません。
※ご高齢の方は徒歩や公共交通機関でお帰りの場合も、安全性を優先してご家族に付き添っていただくか、送迎の手配をお願いいたします。

授乳の制限が必要

授乳の制限が必要

授乳中の方は1日断乳と2回ほどの搾乳が必要です。詳しくは、検査後に医師からご説明いたします。

副作用

静脈内鎮静法では、まれに血圧低下や吐き気、頭痛などの副作用を生じる可能性があります。当院では安全性に十分に配慮した上で鎮静剤の量や種類を決定していますが、何か症状を感じた場合は、帰宅後でも我慢せずにご連絡ください。

注意点

  • ※アレルギーのある方や基礎疾患によっては、使用できない場合がございます。
  • ※年齢によっては、安全性を優先して鎮静剤の量を調整させていただく場合がございます。
  • ※妊娠中または妊娠の可能性のある方は使用できません。
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